皆さん、こんにちは!
ドリームマネジメント認定ファシリテーター佐々木です。
今回は、私がファシリテーターを務める『ドリームマネジメント』の考え方をもとに『社員の夢と組織(会社)』について書かせて頂きます。
“組織を動かす人間が理想に近づこうと努力するとき、その組織もまた理想に近づく”
これがドリームマネジメントの組織に対しての哲学です。
社員一人ひとりが夢を持ち、その夢の実現のため理想の自分になるための努力をすれば、会社は自然と良くなる…
噛み砕けば、このような意味になりますが、社員全員が夢の実現に向けて努力しているという会社を想像してみて下さい。
どれだけ、やる気に満ちた人達が集まった組織となるでしょうか。
自分の叶えたい夢が沢山ある。
そのために仕事を一生懸命頑張る。
これが本来の姿だと思うのです。
経営者が自分の価値観を従業員に押し付けても、従業員は表面的に理解をするかもしれませんが、結局は押し付けでしかありません。
人それぞれの価値観があり、その様々な価値観のもとに様々な夢があります。(そもそも、人それぞれの歴史がある)
経営者は自分の夢のレールに従業員を強引に走らせるのではなく、従業員一人一人の夢を尊重し、それを応援する必要があるのです。
もし、自分の夢を応援してくれる会社であれば頑張って働きますし、ずっといたいと思いませんか??
「社長!この会社に入って良かったです!」
この言葉を表面的ではなく、心の底から言って欲しくないですか?
書籍「ザ・ドリーム・マネージャー」の本の中ではこんなことが書かれています。
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企業活動においては、ビジネスを動かすのも組織を動かすのも人である。このことは決して忘れてはならない。取引の両側にいるのは人間なのだ。会社が成功するも失敗するも人間次第だ。
そして、人は夢を見る。夢を見る能力こそ、人間を人間たらしめている大きな特徴のひとつである。
スタッフの夢と会社とは関係がない、と思いたいかもしれない。だが、わざわざお金を払って雇っているスタッフの原動力が夢であるなら、会社はそれを無視できないはずだ。
労働者の多くは、自分は会社に利用されていると感じている。だが、もしあなたが従業員のことを本気で考えていることが伝われば、彼らの見方は全く違うものになる。
そして、そのプロセスのなかで、今日の企業社会では滅多にお目にかかれないような忠誠心とチームスプリットが生まれてくるだろう。
人の夢を無視するなら、それなりのリスクを覚悟しなくてはならない。
子供の夢、配偶者の夢、スタッフの夢、顧客の夢、国家の夢・・・
そうした夢を無視するのはあなたの自由だが、無視したツケは大きな代償となってあなた自身が支払うことになるだろう。
最後の2行は強烈なメッセージですね。
従業員の夢を無視する経営者、会社も良くないですが、それ以上に最近気になるのが、「社員の夢を実現する」というビジョンを掲げて、経営者、会社の夢を押し付けているケースが多いということです。
このようなケースで多いのが、仕事に関しての目標を社員の夢にするということです。
・会社(店舗)売上○○円?
・店舗数○○店舗?
・新事業展開?
・海外展開?
・売上目標(会社・個人)○○円?
これは全て、経営者の夢、又は会社の目標です。
会社の目標数字があるのは当然ですし、それを達成しようと頑張る社員がいるということは素晴らしいことです。
ただ、何度も言いますが、これを個人の夢に置き換えるのはかなり無理がありますし、社員側もいずれ気付き「会社のために利用されている」と思いはじめます。
ドリームマネジメントを受講して頂いているある会社の経営者の方はこんなことを言っていました。
「会社は自分の人生を豊かにするための単なる箱だ」
私達はなぜ仕事をしているのでしょうか?
よく考えれば分かることです。
自分の人生を豊かにする、自分の夢を実現することが目的であり、その手段として仕事があるのです。
しかし、このことが分からない経営者が本当に多い!!
実は以前の僕もそうでした。
仕事の成功=人生の成功であり、その考えを持っていれば、全ては上手くいく‼
と本気で信じていました。
その考えで、本来大切にしなければいけないものを沢山失ってしまいました。
当然ながら、仕事の成功=人生の成功という考え方で、豊かな人生を送っている方も沢山いると思います。
仕事の成功は経済的成功に直結する場合が多いからです。
実際に、ドリームマネジメントでも『仕事』という分野での夢も設定しますし、その重要性も伝えさせて頂いています。
経済的な成功が人生の成功ではない!!
なんていうことを言うつもりは毛頭ありません。
ただ、経営者という立場の方はごく僅かであり、大多数の人達が経営者以外という立場、価値観で仕事をして、自分の人生を歩んでいるということです。
経営者は社員の立場からすると「スーパースター」的な存在なのかもしれません。
そんな「スーパースター」的な存在に誰でもなれるわけではありませんし、そもそも全員が経営者を目指したら、組織、チームとして成り立たなくなります。
経営者の視点での夢、人生の目的と、社員各自の視点での夢、目的は全く違うということを理解した上で、社員一人ひとりの夢を実現させることが必要だということです。
夢を持っていない社員が多いと嘆く経営者は実に多いです。
しかし、ドリームマネジメントを通じて、夢を持っていない社員はほぼゼロに等しいです。
夢を持っていないのではなくて、夢を語れるような「心理的安全性」が保たれていないだけです。
こんな夢を言ったらバカにされるのでは?
こんな夢だと自分の評価を落とすのでは?
そんな不安を持っているから夢を語ることが出来ないのです。
そんな職場環境だから、人が辞めていくのです。
夢を語れる環境をつくり、その夢を共有、尊重し合える環境をつくる必要ではないのでしょうか。
会社が社員一人ひとりの夢を応援し、実現することに導くことが出来れば、社員一人ひとりの仕事に取り組む意識も変わり、モチベーションも上がってくるはずです。
会社と社員は相反する関係ではなく、夢を通じて共に成長していくものなのです。
■ドリームマネジメントの効果
ドリームマネジメントを導入するとこのような効果があります。
【受講者への影響】
・プライベート、仕事の夢・目的が明確となり人生を計画的に生きるようになる
・理想の自分になるために何をするのか?を考え、習慣化するようになる
・身体、人間関係、知性、精神を常に良くすることを意識するようになる
・お金に関する知性が高まる
・高いエネルギーで集中した中身の濃い時間を過ごすことが出来る
・健康管理を意識するようになる(質の良い、運動、食事、睡眠)
・良好な人間関係を築くことができる
・知性を高めるために積極的に学ぶようになる
・安定した精神性を身に付けることができる
・仕事に対してキャリアパスの明確化
・マネジメントおよびリーダーシップ能力の開発
【組織(チーム)への影響】
・お互いを応援し合う活発なチームワークの創出
・心理的安全性が高いチーム
・信頼感、モラル向上
・社員のやる気のアップによる高い生産性
・望ましくない離職の減少
・社員の夢を応援する会社としてのブランディング、リクルート効果
・マネジメントおよびリーダーシップ能力の開発
・戦略的思考法の教育
・業績アップ
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ドリームマネジメントは、社員の夢を叶えることを使命としています。
そして、それぞれの社員が自ら働きたくなる社内環境を整え、最終的に会社を成功へと導きます。
■佐々木が「ありがとうTV」でドリームマネジメントについて語る